23/08/30 事実は小説より――

日記

令和の時代において、

目を覆いたくなる悲劇も、
知りたくなかった残虐も、

首を傾げてしまう動機も、
失望するほど多い悪意も、

全ては現実であり、空想を上回る。
なら、空想が担うべき役割は何か。

誰もが憧れる夢の世界か、
誰もが恐れる闇の世界か。

エンターテイメント……それを掘り下げ、
突き詰めると、暇つぶしに行き着く。

人生とは虚無だ。60年以上もの時間は、
あっという間のようで、案外長い。

どう生きようが、自分という存在は、
100年もせずに死ぬ。消えてしまう。

そんな毎日を耐えられる者は多くない。
日常という砂漠に煌めく、一滴の水……

それが娯楽だ。「生きる意味」だ。
「生きていてよかった」と思えるもの。

それは”人生の楽しみ”そのもの。
恋人と付き合う。子供を育てる。

映画を見る。ゲームをプレイする。
友達と遊ぶ。本を読む。旅行へ行く。

まあ、直接”人を娯楽として扱う”のに、
抵抗のあるヒトは多いのかもしれないが。

やってることは、どれも、誰も同じだ。

そう考えると、娯楽というものの
在り方も、多少は見えてくる。

「誰かにとって、生きていてよかったと
思ってもらえるような、極上の暇つぶし」

それこそが、私が生涯をかけて目指す、
創作者としての在り方なのだと、思う。

今日は、この辺りで。

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