令和の時代において、
目を覆いたくなる悲劇も、
知りたくなかった残虐も、
首を傾げてしまう動機も、
失望するほど多い悪意も、
全ては現実であり、空想を上回る。
なら、空想が担うべき役割は何か。
誰もが憧れる夢の世界か、
誰もが恐れる闇の世界か。
エンターテイメント……それを掘り下げ、
突き詰めると、暇つぶしに行き着く。
人生とは虚無だ。60年以上もの時間は、
あっという間のようで、案外長い。
どう生きようが、自分という存在は、
100年もせずに死ぬ。消えてしまう。
そんな毎日を耐えられる者は多くない。
日常という砂漠に煌めく、一滴の水……
それが娯楽だ。「生きる意味」だ。
「生きていてよかった」と思えるもの。
それは”人生の楽しみ”そのもの。
恋人と付き合う。子供を育てる。
映画を見る。ゲームをプレイする。
友達と遊ぶ。本を読む。旅行へ行く。
まあ、直接”人を娯楽として扱う”のに、
抵抗のあるヒトは多いのかもしれないが。
やってることは、どれも、誰も同じだ。
そう考えると、娯楽というものの
在り方も、多少は見えてくる。
「誰かにとって、生きていてよかったと
思ってもらえるような、極上の暇つぶし」
それこそが、私が生涯をかけて目指す、
創作者としての在り方なのだと、思う。
今日は、この辺りで。

