23/10/03 魅せられた者として

日記

私は物語が好きだ。あらゆる形のエンタメにおいて、
ストーリーというものを愛し、追いかけている。

明確に意識し始めたのは、あるゲームをプレイし、
嗚咽が出るほど泣かされた時、だと思う。

そのゲームの話は、いつか然るべき時に言うつもりだ。
今日は、また少し別のお話でも。

尊敬する作家の一人に「奈須きのこ」という方がいる。
FGOのメインライターで、とても面白い物語を描く人だ。

きのこ氏はインタビューで、たびたびこう語っている。
「FGOをプレイする人で、シナリオを読んでいるのは1割未満」

私からすれば「こんな面白いのに、もったいない!」と
言いたくもなってしまう話だ。けれど、

それを受け入れて、ゲームとしての面白さ、にも
注力している頑強さというか、ある種ドライな目線。

物語が好きで、その面白さを伝えたいけど、
押し付けることはせず、ただ気付く時を待っているような。

今まで私が、作りたいゲームとして立ててきた企画は、
「私のストーリーを見ろ!楽しませてあげるから!!」

という、シナリオありきの構成であり、
それを押し付けるような在り方をしていた。

ゲームシステムもそっちのけで、プロットを作ったり、
設定を詰めていたり、タイトルだけ決めてたり。

別にノベルゲームとして作るのならいいのだろうが、
売れるゲームを作りたいのなら、方向性は見直すべきだ。

だが、それで本当にいいの?ともう一人の自分が囁く。
「作りたいじゃなくて、売れることに固執してない?」

それもそうだ。趣味として、作りたいものを作るのなら、
そんなことお構いなしに、作ればいいのだ。

自己満足、同人作品とは、得てしてそういうもので、
他の誰か、その一人にでも引っかかってくれるのなら、

それはとても嬉しいことであり、御の字なのだ。
そこの気持ちは、はっきりと自覚せなばならない。

――多分、どっちもなのだろう。
私は、欲張りだから。

趣味全開のものが、世界中にヒットする。
それはきっと、あらゆるクリエイターが、夢に見ることだ。

だからまずは、知られるところから始める。
自分の趣味を喧伝する、力を得る。

なんだ、結局ここに帰ってくるんだな、と自分でも思う。
最初は売れるのが目標で、良さそうだね。

今日は、このあたりで。

タイトルとURLをコピーしました