初日に見た。『君たちはどう生きるか』。
あらゆる言葉がネタバレになりかねないので、
感想はスクロールした先に置いておく。
少なくとも、見る価値はあるとだけ。
何から話すべきかな……。
情報量がとにかく多いが、まとまってない。
それが見た後の感想だった。
シン・仮面ライダーを見た後に近い……
咀嚼に時間がかかる作品だ、と。
まぁその後、家に帰り、思案に暮れて、
なんとなく掴めたものはある。
遺書だ。
宮崎駿監督が、作品として残す遺書。
世の中への怨念とか、期待とか、展望とか、
そんなバトンを、こちらに手渡された感覚。
自分はこう生きた、君たちはどう生きるか。
この映画には、宮崎駿が詰まっている。
混じりけなしの、宮崎駿。
彼が将来、誰も知らない場所へ行ったとき。
この作品を見れば、再び彼に会える。
物語としては評価不能だ。薄い。
作画や演出は、最高のアニメーションだった。
彼ほどの人物が、この”作品”を、
世に贈ってくれたことに、敬意を表したい。
見たかったものがお出しされたわけではない。
晩年を汚したと言われるかもしれない。
でも、出した。
これは作品だった。娯楽じゃない。
非日常でもなんでもない、彼の作品。
まだまだ受け取り切れてないが、
こんなところだろうか。
声優が棒読みだったとか、米津の主題歌が
すごいとか、いろいろ言えはするけど。
映画を観た感想としては、
少し違和感がある言葉かもしれないが……
一言いうなら、やっぱり。
「ありがとうございました」になると、思う。


