オモコロで、みくのしんさんという感受性豊かなライターが、
“走れメロス”や”トロッコ”といった、名作小説を読む記事を見た。
あの記事、本当に面白いうえに気付きが多い。
私では気付けない、一文に込められたセンテンスへの嗅覚。
漫画、映画とは全く違う、小説という媒体の特徴。
脳内で情景を思い浮かべるという、ワンクッションの存在。
昨今の「情報はコスパ重視、多く取り入れて人と共感」とは、
真逆を行く、どこまでも自己完結した咀嚼のしかた。
うん。咀嚼だ。栄養を取り入れ、生きるための手段ではなく、
味わい、堪能し、理解するためのプロセスそのもの。
ただ、食事も情報も、毎度入ってくるモノ全てを咀嚼していたら、
心が疲れてしまう。頻度も、量も多いのだから。
ゆえに大抵の人は、あらゆるコンテンツを一度、
冷めた目で見る、と思っておいた方が良いのだろう。
どうやって感受性を高めさせる――というより、心を開かせるか。
そこら辺の解析も、いつかしてみたいところだ。
今日はこの辺りで。

