26/09/10 バットマン ビギンズ

日記

アメコミアクション映画。クリストファー・ノーラン監督。80点。クリスチャン・ベール主演、ヒーロー映画のあたりまえを塗り替えた作品。

テーマは「恐怖」か。トラウマやコンプレックスを克服し成長する王道の物語。主人公が一般人だからこそ、悪と戦う怖さや葛藤をリアルに感じられる。

作風はダーク、というかホラーに片足突っ込んでいるレベル。暗く重々しい。ゴッサムの腐敗具合やテーマとは親和性が高いので、全然アリではあるが大人向け。

演出はやはり見事。「現実味」とヒーロー映画としての「ケレン味」が両立していてGOOD。ここら辺はさすがノーラン監督といった感じ。音楽もかなりいい。ハンスジマー作曲の重苦しさが絵と調和している。

テンポはそこそこ。長尺(2時間20分)かつオリジンものなので多少遅いのは仕方ない。

世界観はさすが。ゴッサムシティの複雑な構図をよく1作目の時点で練り上げていると思う。単純にはできない(ただ悪というわけでもない)マフィアや警察、企業などの関係性が見事。

キャラはいい感じ。主人公、ジムゴードン、スケアクロウ、ラーズアルグールなど及第点。誇張度合いは現実的なことを重視してそこまでではないように思える。

主人公がゴッサムに執着する理由をもう少し描けていればもっと感情移入できたかも、とは考えてしまった。

UXは十分。困惑するようなシーンは少ない。絵面として暗すぎる場面はあったが。

構造もほぼ文句はない。目標の弱さと納得度だけはもう少し強くあってもよかったとは思う。

総合的にはとても面白い作品だった。たまには観たくなる良さがある。

次回は映画「ダークナイト」の感想を投稿予定です。

今日はここまで。

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