最近では、もはや使い古されたのか
「悪の秘密結社」という表現も消えつつある。
世界征服をもくろんでいる・・・
あるいは、既に支配している・・・
イルミナティとか、フリーメイソンとか。
そういう”論”も、最近は見かけない。
単に自分が、そういうものから遠ざかっただけ、という
可能性もある。否定はできない。
昔はよく、そういったものに立ち向かうヒーローの自分、を
夢想したものだ。いわば「教室にテロリスト」である。
だが、ある意味私もヒーローとなったことはある。
正確には、ヒーローである”誰か”の追体験をしたことがある。
物語だ。
古くは星座に、演劇に、本に。
今は映画に、アニメに、ゲームに。
人生は長い。自分の人生/物語 だけでは、時間が余る。
だから、見ず知らずの/あるいは空想の 物語に没入する。
そういう意味で、世界は物語に飢えている。
現実も、虚構も、今や全てが等価。
デジタルネイティブには、全てが情報だ。
画面の向こうに、たとえ生身の人間がいても、空想と同じ。
だからどうか、情報に飲まれないで。
無秩序な情報の嵐に、立ち向かって。
自我を持って。自己を保って。
普通という言葉に、個性を殺されないで。
自分という唯一無二を、モブに押し込まないでいい。
君は主人公だ。その人生に、エンドロールが流れるまでは。


