新しいことを始めるとき、そこには必ず恐怖がある。
不可逆で、一度決めたらもう戻れない、という確信。
ゲームに出てくる「嫌な予感がする……本当に進みますか?」
みたいな選択肢が、現実にも現れたって感じがする。
しかし、セーブはできない。やり直しは効かない。
後から挽回はできるかもしれないが、それだけだ。
現実ではその代わりに、後回しという手段を取れる。
「選択をしない、という選択」をするとも言えるだろう。
だがそれも無限ではない。終わりはいつかやってくる。
答えを出さなければいけない、そんな決断の時が。
そういう時、自分の背中を押すのが自信、というやつだ。
自己肯定感などの「根拠のないもの」ではない、
「明確な理由があり、理屈の上で、なお自分を肯定できるもの」。
この情報社会において、その存在は極めて強力なものになる。
世界の広大さや、世間に溢れる天才たちを見てなお、
「それでも、自分に自信を持てるもの」は、それだけで強い。
それがたとえ、世間知らずから来たものだとしても。
まだ、本当の天才を知らないだけだとしても。関係ない。
私のように、どうしても根拠のない自信を抱けない人間でも、
“仮初の根拠”さえあれば、立ち上がれる。背中を支えてくれる。
それに、戻る道がないというのは、悪いことばかりじゃない。
退く選択肢を減らすことで、逃げ腰の自分を奮い立たせる。
いわば背水の陣だ。自分から追い込まれにいくことで、
動かざるを得ない状況にまで持っていく。
それはそれで、生存戦略の一つなのかもしれない。
そう信じて、自分は頑張っていく所存だ。
今日はここまで。

